私は理論物理学者です。一般相対性理論、宇宙論、そして場の量子論が交差する領域に興味を持っています。私は、どのような理論が宇宙の起源、進化、そして構造の根拠となっているか、という疑問に答えるべく研究に取り組んでいます。これまで、自由度についての研究に焦点を当てて、それが相互作用の存在する場合に、あるいは従来の摂動論の方法が有効ではない強い相互作用による結合を超えたところでどのように振舞うかについて研究してきました。特に、質量があるゲージ場、自己相互作用場、ベクトル場、カルブ・ラモン場などの質量をもつゲージ場の理論についての研究が含まれています。また重力の高階微分理論にも取り組んでいて、ゴーストとして知られる病理的なモードの出現を、境界条件を利用することで回避できるかどうかについて研究しています。さらに、暗黒物質や暗黒エネルギー、非可換幾何と宇宙論の関係、そして色々の重力理論を区別する方法などにも興味を持っています。