構成員

Zhang Hao (張 昊)
役職
特任研究員 (from 2023/10/16 )
研究分野
理論物理学
E-Mail
<hao.zhang _at_ ipmu.jp> 
URL
https://zhanghaophy.github.io/zhanghaophy/
PHOTO

Last Update 2023/11/01

私は高エネルギー物理の理論を研究していて、主な研究対象は弦理論です。

弦理論は、素粒子物理学の標準模型と一般相対論を統合する可能性のある最も有望な基礎理論です。しかしながら、強結合領域ではまだ完成には程遠い状況です。ですから、私の研究の基本的な目標は、我々の現在の知見を越えて弦理論の強結合領域についての理解を深めることです。

最近は一般化された対称性に視点を置いて研究を進めています。これは理論において拡張オブジェクトを調べるために用いられる大域対称性とゲージ(局所)対称性の概念の一般化にあたります。

・まず、重要な準備段階として弦理論から導き出されたいろいろの場の理論の一般化された大域対称性を決定することは有益です。

・次に、大域対称性を強結合弦理論の有用なプローブとして使うことができます。弦の双対性と重力の下での整合性(沼地予想)を組み合わせると、そのような対称性が弦理論の現在の記述に何が欠けているのかについて強力なヒントを与える可能性があります。

・これらのヒントや手がかりを使って、最終的には強結合領域での弦理論を再構成すると言う(非常に野心的な)課題を前進させたいと考えています。

<< より広いコミュニティーへ向けてのメッセージ>>

人類が建設する衝突型加速器の衝突エネルギーが上がるスピードには限界があるので、私が生きている間に私の研究が観測可能な予測につながることはないでしょう。しかし、この冒険の中で、数学者の友人たちの手によって定式化され証明されるような繊細な数学構造のヒントが見つかる可能性があります。一方、自分の研究が遠い将来、たとえば数百年後に観測可能な結果に関係してくるかもしれないと言うのは、私を含めた弦理論研究者の共通の夢だと思います。


Back to Member List.