白石 希典
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Last Update 2024/05/16
スピンを持つ物理量は、我々の宇宙に多彩な影響を与えています。例えば、磁場 (スピン1) は様々なスケールの構造形成に関わっており、重力波 (スピン2) はCMB 分布などに特殊なパターンを作ります。このようなスピン依存性の起源を、現象論解析かつ観測データを用いたパラメータ推定によって徹底的に明らかにすることが、私の主な研究目標です。最近は、スピン場由来の対称性の破れ(非ガウス性、回転非対称、パリティ非対称)に関する新たな観測量の提言、観測データからそれらを推定する手法の開発、ESA PlanckプロジェクトのCMB 温度、偏データを用いたそれらの制限、などを行っています。
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