構成員

Kai Uwe Martens
役職
主任研究者 (from 2017/04/01 )
准教授 (from 2015/04/01 )
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他の所属
東京大学

研究分野
実験物理学
E-Mail
<kai.martens _at_ ipmu.jp> 
URL
http://member.ipmu.jp/kai.martens/
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Last Update 2019/10/23

「物理学を取るか哲学を取るか?」という問いに答えが得られたのは、1994年にドイツのハイデルベルク大学からPh.D.の学位を授与された時です。それはCERNでのハイペロンビームを用いた実験でのエキサイティングな5年間に得られたものです。

1995年、私は東京大学と神岡に赴任しスーパーカミオカンデ(SK)検出器を建設しました。その後、茨城県つくばのKEKでのK2K実験のための測定器建設にも参加しました。 2008年に神岡に戻りSKに再び参加し太陽ニュートリノの研究を継続しました。また銀河系の超新星爆発からのニュートリノ信号を待ちました。SK実験グループは1998年に朝日賞を受賞し、またK2K実験の成果も含めて2015年のブレイクスルー賞を受賞しました。さらに「ニュートリノ振動の発見によりニュートリノが質量を持つことを明らかにした」成果に対して梶田隆章・Art McDonald両教授にノーベル賞が与えられました。

2000年、私はユタ大学の教員になりました。ユタ大学のHiRes実験の結果は、宇宙線物理学のパラダイムを変えました。CZKカットオフが存在するのです! Telescope Array実験では、今日までユタ州デルタ近郊でデータを引き続き収集しています。私はこれをもたらすために大きな役割を担いました。

現在の実験物理学における最大の問題はダークマター(DM)の正体です。 2008年に神岡に戻ったとき、私はXMASSに参加しました。これは多くの興味深い結果をもたらしました。私のグループはMachine Learningを使用して、XMASSの5年間の全てのデータを使ってさらに新しい結果を得ることができるかどうかを確認しています。

実験データは知識の基礎であり、知識はカブリIPMUで求めているものです。ここでは、理論家、実験家、数学者、哲学者が一体となっての努力と技術によってデータがもたらす洞察力と数学的な枠組みとを融合します。ここは、研究を続けるのに最適な場所です。


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