Valentin Tonita
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Last Update 2023/04/20
私はグロモフ・ウィッテン理論、中でも特にそのK理論版に興味をもっています。グロモフ・ウィッテン理論のK理論版とは、複素射影多様体Xに対し、Xへの安定曲線写像のモジュライ空間上のある(オービ)バンドルの正則オイラー標数という不変量を対応させるものです。この分野の興味深い問題としては、これらの不変量の計算(コホモロジー的なグロモフ・ウィッテン理論よりも難しいことが分かります)、理論に現れる構造(例えば、量子K理論的な積)の研究、ミラー対称性との関係、等々があります。
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