Kai Ruven Schmitz
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Last Update 2023/07/25
素粒子的宇宙論研究者として、私は素粒子論と宇宙論の2つの標準模型に可能と考えられる拡張を施して初期宇宙の無矛盾な歴史を構築することを目指しています。この目標に向けて私は新たな物理模型を構築し、その現象論を調べ、天文観測、実験室やコライダーでの実験で観測される信号について予言を行っています。未解決の問題の中でも、インフレーション、プレヒーティング(大きな密度揺らぎが生じるインフレーションの終了期)、リヒーティング(インフレーションの終了時に真空のエネルギーが放射に転換し、宇宙が再加熱され高温になること)、宇宙の相転移で発生する重力波、レプトン数の生成を経由するバリオン数の生成、低エネルギーでのニュートリノの現象論、および捉えるのが困難な素粒子のダークマター候補、などに関係する問題に特に興味をもっています。
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