Christophe Bronner
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Last Update 2024/05/21
私はニュートリノの実験的研究、特にニュートリノ振動現象に焦点を当てて研究を行っています。この現象では、あるフレーバーで生成されたニュートリノが、その後別のフレーバーのニュートリノとして反応し、観測されることが可能になります。また、この現象はCP対称性を破るかもしれません。その場合、ニュートリノと反ニュートリノが異なる振動を示すことになります。
これまで、私は大部分T2K(Tokai to Kamioka)実験において研究を行ってきました。この実験では、ニュートリノ振動を研究するため、茨城県東海村の大強度陽子加速器施設J-PARCで生成されたミューニュートリノビームが岐阜県神岡のスーパーカミオカンデに向けて発射されます。私は、これまで、前置検出器の建設と運用、およびニュートリノ振動を記述するPMNS(ポンテコルボ-牧-中川-坂田)模型のパラメーターを決定するためのT2K実験のデータ解析を行ってきました。
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