Fabian Koehlinger
|
Last Update 2023/01/10
現在私は、ダークマターとダークエネルギーの物理的性質の解明、またそれにとどまらずニュートリノの質量による宇宙論的効果の探求を主な研究課題としています。遠方の光源(例えば銀河)から到達するまでに通り抜ける宇宙の大規模構造による弱い重力レンズ効果は、宇宙の構造の成長、従ってこれら各種の「見えない」成分の進化に非常に敏感です。大規模構造の弱い重力レンズ効果の測定から将来にわたり正確かつ正確な宇宙論的パラメータを導出するためには、数千平方度の空をマッピングするサーベイがますます必要になります。当カブリIPMUでは、Kilo-Degree Survey(KiDS)とHyper Suprime-Cam(HSC)の2つのサーベイによるデータを解析しています。 さらに、これらのサーベイや宇宙マイクロ波背景のような他の宇宙探査結果で得られた宇宙論的パラメータ間の整合性を定量化するために使われている統計的方法にも非常に興味があります。
Back to Member List.