離職者

Mikhailov Andrei
役職
特任助教 (from 2009/10/16 to 2010/06/15)
現在の所属
Universidade Estadual Paulista Júlio de Mesquita Filho
Professor

URL
https://www.ift.unesp.br/#!/en/staff/professors/
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Last Update 2019/11/26

弦理論は非常に美しく、豊かな数学的構造をもっています。しかし、現在の弦理論の定式化はまだまだ不十分であり、このアプローチでは正しい定式化を得ることはできないのではないかとすら思えます。弦理論の基本的な自由度は何でしょうか? 弦理論の摂動論は重力を量子化するための正しいアプローチでしょうか? 仮にそうであるとして、弦の世界面上の量子論を正しく定式化するにはどのようにしたら良いでしょうか?

最近、弦の世界面の理論において著しい発展がありました。重要な成果の一つはN.J. Berkovits による純スピノルを用いた定式化の発見です。これを用いることで、種数の高い場合にも有効な弦の散乱振幅の計算法が得られます。もう一つの重要な成果はAdS/CFT対応(AdS 時空における弦理論と共形場理論の間の対応)における可積分性の応用です。

私は、これらの新しいアプローチを融合する方向へ向けた研究を進めています。特に、純スピノル定式化のAdS/CFT 対応への応用は、弦理論の最も基礎的な部分を理解するために決定的な役割を果たす可能性があり、非常に重要であると考えています。


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