Cornelius Schmidt-Colinet
|
Last Update 2024/05/21
私は、2次元共形場理論の諸問題について研究してきました。2次元共形場理論は局所的に角度を保存するような座標変換のもとで不変であり、統計力学や超弦理論に応用されています。私は、境界のある曲面上で定義された共形場理論に興味をもってきました。これは、超弦理論ではDブレーンの励起を記述するものです。共形対称性が僅かに破れ、理論が繰り込みによって変化してしまうような場合があります。この繰り込みの過程は、超弦理論においては、Dブレーンの崩壊や時空自身の変化のような時間に依存した過程に関係しているのではないかと思っています。IPMUで私はこうした方向のトピックスの研究を目指しています。
Back to Member List.