Duke大学の芸術科学教授およびBassフェローです。実験素粒子物理学、天体物理学および天文学に幅広い興味を持っていますが、中でもニュートリノ物理学に強い関心を持っています。McGill大学を卒業し(1989年)、カルフォルニア工科大学で修士を得(1991年)、イタリアのグランサッソ研究所でのMACRO実験で博士号を取得しました(1997年)。その後、ボストン大学の研究員としてスーパーカミオカンデ実験に参加しました。MIT助教(2000-2004)を経て現在のDuke大学に移りました。現在は、スーパーカミオカンデ、T2K、およびDeep Underground Neutrino Experiment (DUNE)に参加しています。また、オークリッジ国立研究所の核破砕中性子源を使ったCOHERENT実験の代表者を務めています。超新星ニュートリノ測定器の国際ネットワークであるSuperNova Early Warning Systemの組織調整を行っています。2013年に米国物理学会フェローに選ばれ、2015年にスーパーカミオカンデとT2K実験の一人として2015年Breakthrough Prizeを受賞しました。