Mc Carthy Kevin Spencer
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Last Update 2024/09/25
私は主に観測的宇宙論の分野を研究してきています。特に大規模の全天分光宇宙論的サーベイにおいて、30Mpc/hより小さいスケールの銀河―銀河クラスターの統計モデルから、観測対象の赤方偏移を決める際の2次元スペクトルの誤差の影響まで、潜在的な系統誤差の影響を評価してきました。この研究の重点は、宇宙膨張、宇宙の見かけ上の加速、そして大局的な構造の成長割合といったものの真の性質を明らかにすることです。
カブリIPMUでの仕事は、すばる望遠鏡の主焦点多天体分光器による銀河進化のサーベイです。まずサーベイ計画を詰め、科学的な有効性の評価指針を定め、そして個々の銀河を宇宙の大規模構造に関連づける研究を進めます。これらは銀河集団のバイアス情報を調べる観測を含みます。このバイアスは宇宙論的なウェブとの潮汐相互作用をなぞると考えられ、元もとの整列を作り出すものです。これによりcosmic noonと呼ばれる、赤方偏移が1から3の時期、つまり銀河における星形成がピークに達した時期の宇宙論的なウェブと銀河たちの関係を検証することになります。
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