最近、理論物理学で幾つか非等方性が問題となる状況が起きています。先に、私はペトロ・ホジャバと共に、非等方性によりpower-counting(量子論的な次元解析)の意味で繰り込みを可能とする、動的な時空の理論であるホジャバ-リフシッツ重力について研究を行いましたが、その研究から得たアイディアを、現在行っている量子重力とホログラフィーをより広く理解するための研究に一部応用しています。私は、現在、非等方的な場の理論のホログラフィック双対と、そのホジャバ-リフシッツ重力との関係、非等方的な理論におけるワイル異常とその他の異常、3次元量子重力などを研究しています。更に、私は超弦理論、数理物理学などにも広く興味を持っていますが、また、いつでも新しいことに挑戦するつもりでいます。