私は銀河の進化について、すなわち、銀河がどのように星を形成したのか、また銀河がどのように集まってきたのか、について研究してきました。新たな電波望遠鏡やミリ波望遠鏡の登場によって、この進化に関する統一的描像に向けての進展の速度が上がっています。それは若い銀河の集積のピーク、赤方偏移1~4で一般的な厚いダストを通して、星形成とガスの降着による超巨大ブラックホール形成の相互関係を明らかにするための観測が可能となったためです。私は、Kavli IPMUの研究者チームに参加し、進行中のプロジェクトと協力してこの波長領域を研究することを楽しみにしています。