Kallol Sen
|
Last Update 2024/05/20
共形場理論は、従来型のラグランジアンによる記述ができない場合に強結合場の理論の理解を目指す方法として長い間用いられてきました。この方法は、対称性を用いて強結合領域での場の理論に関する非自明な情報を取り出すことができる共形ブートストラッププログラムの近年における復活後、利用度が増してきました。現在、私はブートストラップの定式化と種々の場の理論に対するその応用についてより詳細に理解することに焦点を絞って研究を行っています。その定式化の数値的および解析的側面を用いて、弱結合領域と強結合領域の両方で場の理論を調べることができます。これにより、理論に含まれる演算子及びその相互作用がわかれば、ラグランジアンが未知の場合にもそれを書き下す第一歩になるかも知れません。
Back to Member List.