Ge Shao-Feng (葛 韶鋒)
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Last Update 2024/02/16
私は主としてニュートリノ、ダークマター、コライダー実験の現象論、電弱対称性を破る模型など、素粒子の標準模型を超える新しい物理について研究してきました。最近では日本でのニュートリノ振動実験でCP非保存をもっと精度よく測定するTNT2K(Tokai and Toyama to Kamioka)実験を提案しました。これは同じスーパーカミオカンデ(SK)またはハイパーカミオカンデ(HP)測定器を用い、T2KまたはT2HK実験と静止状態でのμ粒子崩壊(muSKまたはmuHK)を組み合わせるものです。この組み合わせにより、今のところ好ましいとされているCP の最大の破れに対してCP位相角の不定性を著しく改善することができ、縮退を取り除き、統計を増やすことができます。加えて、非標準相互作用や非ユニタリ混合のような非正統的モデルに対してCP 非保存に感度を持つことを保証できま す。この提案が実現し、レプトンのディラックCP 位相角の測定で日本が勝利する助けになることを期待しています。
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