離職者

Henry W Sobel
役職
主任研究者 (from 2007/10/01 to 2017/03/31)
現在の所属
Department of Physics & Astronomy, School of Physical Science, University of California, Irvine
Professor

URL
http://www.faculty.uci.edu/profile.cfm?faculty_id=2169
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Last Update 2018/05/30

物理学における私の関心は、保存則の検証と基礎的な粒子間相互作用の研究です。これまでは、ニュートリノの研究と核子崩壊の探索に的を絞ってきました。また、宇宙物理学と宇宙線に対しても特別な関心を抱いています。現在はスーパーカミオカンデによる実験の継続と、長基線ニュートリノ振動実験(T2K)の準備が研究活動の中心です。

T2Kという現在建設中の多数の検出器を用いる実験は、電子ニュートリノの出現によりゼロでない値をもつニュートリノ混合角θ13を検出できる初めてのニュートリノ振動実験になることが期待されています。この実験では、ミューオンニュートリノの消滅確率が最大となるエネルギーで電子ニュートリノ相互作用を検出するように最適化されています。そして、ニュートリノの混合行列に現れる唯一小さな値をもつ混合角の正体を検証することが目的です。

さらに、この実験により精密にミューオンニュートリノ消滅を測定し、大きな値をもつ混合角θ23が完全に最大値にはなっていないことを初めて証明できるかもしれません。実験の第2段階では、増強されたビームと遠方検出器を用いてレプトンCP対称性の破れを確認できる可能性があります。2009年に予定されているこの実験の第1段階では、スーパーカミオカンデが標的兼遠方検出器となります。ビームの照射の前に完全に再建されたスーパーカミオカンデの較正をすませ、理解しておかなければなりません。

また、アメリカで進められているDUSELという地下深部に設置される研究施設の建設計画に加わることになりました。この計画で私がもっとも関心をもっているのは、次世代核子崩壊検出器建設の可能性についてです。


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