金城 翼
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Last Update 2024/07/03
私は代数幾何学という分野の研究を行っています。より具体的には、三次元カラビヤウ多様体の連接層のモジュライ空間をコホモロジー的な観点から調べるコホモロジー的ドナルドソントーマス理論(CoDT理論)に興味を持っています。CoDT理論は数理物理におけるBPS状態のなす空間の研究の数学的な定式化と考えられています。
これまでの研究では、CoDT理論における次元簡約を調べることでヒッグス束のモジュライ空間などに応用を与えました。今後の研究では、超局所層理論の手法をCoDT理論に応用することを考えています。また、幾何学的ラングランズ対応とCoDT理論との関係にも関心があります。
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