安達 俊介
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Last Update 2024/11/01
わたしは宇宙初期に宇宙がどのようになっていたのかに興味があり、特に宇宙マイクロ波背景放射(CMB)を用いて初期宇宙の宇宙像を捉えようとしています。
Simons Array 実験、Simons Observatory 実験という2つの地上CMB観測実験に従事しており、空から望遠鏡内部の検出器までのあらゆるハードウェアの開発に携わっています。特に、検出器の偏光角度への応答性を較正する較正装置や、電波吸収体、クライオスタットや光学バッフルなどの各種構造体の開発に注力しています。CMBの偏光の精密観測を通して、宇宙初期の加速度的膨張である "インフレーション" を実験的に検証することを目指しています。
また、CMB実験とは別にダークマターの候補となりうるダークフォトンと呼ばれる未知粒子の探索もおこなっています。これはCMB実験と同様のミリ波技術を用いた小規模な実験になっています。
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