構成員

井上 邦雄
役職
主任研究者 (from 2007/10/01 )
他の所属
東北大学

研究分野
実験物理学 (ニュートリノ物理学)
E-Mail
<inoue _at_ awa.tohoku.ac.jp> 
PHOTO

Last Update 2018/08/15

かつてのカミオカンデがあった場所では、液体シンチレータ1000トンを使って、特に反電子ニュートリノに検出感度の優れたカムランドが実験を続けています。このカムランドで、私はニュートリノとニュートリノを応用した研究を行っています。

カムランドは約180km離れた原子炉からやってくる反ニュートリノを観測し、ニュートリノが減少する証拠を見つけました。これは、太陽から来るニュートリノがなぜ予想よりも少なく観測されるのかを解明したことになります。また、ニュートリノが減ったり増えたりを繰り返す「ニュートリノ振動」のはっきりした証拠も観測し、ニュートリノ質量2乗差の精密測定に成功しました。ニュートリノの伝搬が理解できたことで、通常は観測できない天体中心をニュートリノで観測できるようになったのです。

さらにカムランドは、地球内部起源の反電子ニュートリノ観測を世界で初めて試み、「ニュートリノ地球物理学」を創出しました。今後は、よりエネルギーの低い太陽ニュートリノを観測し、太陽の内部も解明したいと考えています。


Back to Member List.