梶田 隆章
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Last Update 2023/11/16
おもに大気ニュートリノとニュートリノ振動の研究をしてきました。素粒子の「標準模型」を超えてより深く宇宙とミクロの世界の自然法則を理解しようとするときに、ニュートリノの小さい質量とそれに関連する物理が非常に大切な情報を与えてくれると考えられています。そこで、これらの情報を最大限に引き出すために、今後もニュートリノの研究を行っていきます。今後は、①茨城県東海村で現在建設中の大強度陽子加速器(J-PARC)でニュートリノを生成してスーパーカミオカンデで観測するT2K実験での未発見の振動モードの観測と、②スーパーカミオカンデで観測される大気ニュートリノを用いて、加速器を用いたニュートリノ振動実験では得られないニュートリノ振動の効果の観測などを行う予定です。また、将来のより大規模なニュートリノ振動実験に向けた超大型ニュートリノ測定器の開発も重要な研究テーマです。
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